宮崎県のマンション保険は2019年10月以降、一体どのくらい高くなるのか?
2019年10月1日からマンション保険(すべての火災保険)が値上げになることはご存知の方も多いかと思います。
ただ気になるのは、実際どのくらい保険料が高くなるのか??というところだと思います。
なので今回は、シンプルに同じ補償内容の場合の各社(東京海上、損保ジャパン、三井住友、あいおい、日新火災)の値上げ前と値げ後の実際の保険料を掲載してみたいと思います。
実際の保険料の値上げ前と値上げ後がこちら
マンションの建物情報
建築年月 | 平成7年7月 |
---|---|
総戸室数 | 42戸 |
総延床面積(建物合計) | 約3,850u |
総延床面積(専有部合計) | 約3,350u |
構造 | M構造 鉄筋コンクリート |
補償内容(全社同条件)
建物保険金額 | 3億円 |
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地震保険金額 | 1億5000万円 |
保険期間 | 5年 |
補償内容 | オールリスク |
個人賠償 | 1000万 |
施設賠償 | 3000万 |
各社の保険料の値上げ前と値上げ後の比較表
2019年9月までの保険料 (値上げ前) |
2019年10月以降の保険料 |
|
---|---|---|
東京海上 |
2,517,270円(割引適用) |
2,180,890円(57%割引) |
日新火災 |
2,411,430円(20点) |
3,039,470円(20点) |
損保ジャパン |
2,320,810円(割引適用) |
2,710,190円(割引適用) |
あいおい | 3,138,700円 |
3,299,610円(事故なし) |
三井住友 | 3,166,850円 |
3,300,770円(事故なし) |
※9月までの東京海上と損保ジャパンの割引は無事故割引を適用している保険料になります。
※10月1日以降の割引については以下のとおりです。(東京海上と損保ジャパンの無事故割引は廃止。)
・東京海上は「事故状況による割引」が新設され事故件数に応じて割引率が異なります。
・損保ジャパンは「優良物件割引」が新設されました。
・あいおい、三井住友については「事故あり」か「事故なし」かで保険料が異なります。
・日新火災はマンション診断による「点数」によって割引率が異なります。
2019年10月以降の宮崎県のマンション保険の傾向
各社によって異なりますが、約15%〜30%ほどの値上げ幅となっています。
ただ、東京海上の例のように、事故状況によっては10月以降のほうが逆に安くなったり日新火災のように点数結果によっては大幅に安くなるケースもあります。
また、あいおいや三井住友に関しては、事故がなければ大幅な値上げにはなりませんが、事故があるとやはり30%以上の値上げとなっています。
最後に
今回の宮崎の保険料のビフォーアフターを見て何か感じますか?
個人的に思うことは、優良なマンションについては大幅な割引が適用されるということ。そして、その割引幅は状況によっては非常に大きいということです。東京海上のように状況によっては値上げ前よりも安くなることもあるほどです。
逆に、事故のあるマンションについては保険料が非常に高くなっている傾向にあります。
では、このことから何が言えると思いますか?
それは、保険金の支払いが少ないマンション、つまり優良なマンションを保険会社は獲得したいということです。逆に事故の多いマンションは保険会社からすれば無理して獲得しようとは思っていないということが保険料一覧から見えてきますね。
ということは、今後はマンションに関するメンテナンスが非常に重要で保険会社から選ばれるマンションを維持しておかなければいけないということだと思います。
これまでのように『事故があれば保険で対応』というような感覚でいると、いつ保険会社が引受を拒否してくるか分かりません。実際にそういうマンションもあります。
なので、今後はより
- メンテナンスへの意識を高めていくこと
- 保険会社の動向などその時々の有益な情報を提供してくれる担当代理店を味方につけておくこと
この2点が、より重要になってくると思います。
今回の値上げの結果を見ると今後は、管理組合、管理会社、そして私たち代理店も意識を変えていく必要があると思います。そして、今後も保険会社から選ばれるマンションであり続けるために是非とも信頼のできる保険代理店を選ぶようにしてください。
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