昭和61年新築のマンション(21戸)のマンション保険料の比較

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昭和61年新築のマンション(21戸)の保険料の比較をしてみました!

2019年3月に実際にご契約いただいたマンション様の事例をご紹介します。

 

今回の案件は少し特殊で、現契約の保険期間が10年(2019年現在は5年が最長)となっており積立型の保険、しかも、掛け捨て部分の保険料は今では考えられないくらい安い保険料でした(10年前の料率のため)。

 

私自身も非常に驚き、お話をいただき保険証券をチェックした際に、まず・・・『現在ではこのような保険料にはならないことを、はじめにお伝えしておきます。』と伝えたほどです。それほど安い保険料でした。

 

その点をご了承いただきお話を進めさせていただいた案件になります。

 

 

マンション情報

見積書作成年月

2019年3月

建築年月

昭和61年3月

総戸室数

21戸

延床面積

約2,080u

現在の保険料

約1,700万円

(D社で10年の積立型で契約しており内約1,600万円が満期金)

 

 

マンション保険の各社の保険料比較

A社

2,102,810円(5年)

B社

2,192,550円(5年)

C社

2,045,060円(5年)

D社

2,800,980円(5年)

E社

2,126,640円(5年)

 

※1、A社は基本補償に10万円、水災に10万円、破汚損に10万円、個人賠償、建物管理賠償(施設賠償)に3万円の免責(自己負担額)がついています。水濡れ原因調査費用は80%の縮小払い。
※2、B社は基本補償に1万円、水災に1万円、破汚損に1万円の免責がついています。
※3、C社は破汚損のみに1万円の免責がついています。
※4、D社はB社と同じ条件。
※5、E社は破汚損に1万円、個人賠償に5万円、水濡れ原因調査費用に5万円の免責がついています。

 

 

現契約からの補償内容の変更点

既契約 変更した点
個人賠償 なし 個人賠償 1億円付帯
施設賠償(建物管理賠償) なし 施設賠償 3000万円付帯

 


もともとの契約内容には個人賠償と施設賠償(建物管理賠償)がついていなかったため、個人賠償と施設賠償(建物管理賠償)は築年数を考えると必須項目だということをご理解いただき付帯しました。

 

もともとが10年間という保険期間で、しかも掛け捨て部分んお保険料が以上に安かったため保険料が大幅に高くなることを少しでも軽減させるためにご提案当初は個人賠償と施設賠償(建物管理賠償)はどちらも3000万としていました。

 

しかし、今回の最安値であったC社は1億円に上げても保険料が大きく上がらなかったことから理事会で1億円で良いという結論になったため、個人賠償は1億円という保険金額にしたというわけです。

 

ちなみに、補償内容の各項目の保険料については各社で異なるため、やはり保険料の比較を行わいないとそのあたりのことが見えてきません。そういう意味でも保険料の比較は必須といえるでしょう。

 

 

妻から一言

今回のマンション様については、やはりもともとの保険料が安かったため保険料が高くなってしまうことに対しての意見が出ました。

 

ただ、下記の2点は理解していただく必要があったため、ご理解いただけるまでしっかりとお伝えしました。

 

  • 10年前から現在に至るまでに自然災害や高経年による保険金の支払いの増加に伴い全社、この10年で保険料が大きく値上げになっていること
  • 築年数のことを考えると絶対に付けていなければいけない『個人賠償と施設賠償(建物管理賠償)』が付いていないことも非常に危険

 

結果的にご理解いただき無事に承認の運びとなりました。とても嬉しかったですね。

 

保険料はもともとよりも高くはなってしまいましたが、保険事故が起きた時にはしっかりと対応できる補償内容になったことに皆さん納得をしていただけたようです。私もしっかりと対応させていただきます。

 

ただ今後、管理組合として保険事故を起こさないようマンション全体で努力していくことは非常に重要です。

 

高経年のマンションに潜むリスクは日を追うごとに顕在化していくため、今後はそのあたりの意識を住民さん一人一人が持っていただけると良いなと思います。

 

そのために必要な情報提供は積極的に行っていこうと思いますので、これからどうぞもよろしくお願いいたします。

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