保険代理店を選ぶ際に管理組合が気をつけるたった1つの事とは?
注意点というか大切なことはたった1つだけです。
それは、マンション総合保険に専門特化している保険代理店さんを選んでください!ということだけです。これは必須と言っても過言ではありません。
マンション総合保険に専門特化している保険代理店を選ぶべし!
管理組合の理事役員さんになりマンション総合保険の満期を迎えることになった・・・という理事役員さんもいると思います。
そして、マンション総合保険の比較を行いと思い既存の代理店さん以外から見積もりを取り寄せようと考えたとします。
こういった場合に保険代理店さん選びに困る方が多いようです。
ですが、1つだけはっきり言えることは、マンション総合保険に専門特化している代理店さんを選ぶことがめちゃくちゃ大切だ!!!というです。
では、その理由についてお伝えします。
【理由@】マンションは特殊な建物のため専門特化していないと適正な補償内容を提案できない!
マンションは、専有部と共用部が混在している建物になります。
管理組合としてかける必要があるのは共用部になりますが、共用部に対して適正な評価額や保険金額を根拠ある形で算出して正しい提案ができるのは専門特化している代理店じゃないとほぼ無理だと思います。
一般の保険代理店さんも保険料の計算というのは各保険会社の計算システムがあるのでできます。ただし、そこにきちんとした根拠があってムダのない提案ができているか??というと、また話は別です。
つまり、見積書を作れることと正しい提案ができているか??は話が別になるということです。
この部分、実は非常に重要です。
何故かというと・・・一部保険になっている可能性が非常に高いからです。
一部保険のことについては各保険会社の公式サイトなどで説明されているのでこちらでは細かく書きませんが、簡単に言うと必要な補償額に対して少ない補償額(=適正でないということ)で契約しているということです。
こうなると、大きな損害が出た場合には保険会社(査定部)から適正な引受方法ではないということで保険金の支払いが減額される可能性も非常に高くなります。
損害保険は万が一の時のためのものなので、その万が一のときに減額なんてことになると何のための保険なのか・・・となるので、この点は非常に重要な部分だということを覚えておいてください。
【理由A】事故の際に保険会社(査定部)とも対等に話し合えない!
こちらは先ほどの理由@と関連しているのですが、契約内容が保険会社から見て適正であれば支払いの面でも何も問題はありません。
ですが、大きな事故があったときなどは特にそうですが、契約内容がおかしいのではないか・・・というふうに見なされれば保険会社(査定)のほうから契約の仕方について聞かれることになります。
こういった時に、契約している内容に根拠があるのと根拠がないのではその後の結果に大きな差が出ます。
根拠がしっかりとあっての契約内容であれば保険代理店としても保険会社に対して堂々と話すことができますし、保険会社としても適正な契約と判断しますのできちんと損害額を支払ってくれます。
ただし、保険料を下げるためだけといったように補償内容を根拠なく下げていたりすると適正な契約とは見なされません。
結果、一部保険という認定になり保険金が減額されることになります。
結局、提案する内容や契約内容にきとんとした根拠があれば、どういった事故があっても保険会社と対等に話すことができるため管理組合としては安心して任せることができます。
保険というのは事故の時にこそ効力を発揮するものなので、やはり事故の際に保険会社と対等に話せる保険代理店であることは非常に大切なポイントとなります。
事故の際に保険会社と対等に話せるということは、それだけ契約内容に根拠があるということになるので、この点についても覚えておいてください。
【理由B】専有部と共用部が混在しているため事故対応にも専門性が求められる!
マンションには多くの住民さんが住んでおられます。また、専有部と共用部が混在しているため事故があった場合には責任の所在を見分ける必要があります。
上階の住民さんが水を詰まらせて階下への漏水を起こしてしまった・・・など責任の所在が分りやすい事故であればさほど難しい話ではありませんが、なかには誰が加害者になるのか??が見えづらい事故もあります。
こういった場合にやはり専門性がなければ事故対応も遅れ、結果的にすべてのことが後手後手になってしまいます。
また、保険会社によって”無事故割引”を設けている保険会社もあります。
無事故割引というのは字のごとく”事故”が関係してくることなので無事故割引についても熟知していなければ受けれるはずの割引も受けれなくなる可能性も出てきます。
これも専門特化している保険代理店であれば理解できる話ですが専門特化していなければ、なかなかこういった点にまでは気づかないでしょう。
この無事故割引というのも保険料に大きく影響するものなので、やはり事故対応についても専門性が求められる場合があるということも覚えておくと良いと思います。
まとめ
実際に管理組合の理事役員さんと話していると保険代理店の選び方については非常に関心を持たれます。
管理会社が保険代理店をやっているケースは非常に多いですが正直、管理会社が提案している内容であっても適正な補償内容になっているものは少ないです。
(適正なご提案をしている管理会社ももちろんあります。)
やはり、管理については管理会社、保険については保険代理店ということです。それぞれが専門分野に特化しているからこそ管理組合様にとって力になれるのではないでしょうか?
まとめますが、保険代理店を選ぶ際に注意する点はたった1つだけ。
マンション総合保険に専門特化している保険代理店を選ぶということ。
ただ、それだけです。その理由は、
- マンションは特殊な建物のため専門特化していないと適正な補償内容を提案できない!
- 事故の際に保険会社(査定部)とも対等に話し合えない!
- 専有部と共用部が混在しているため事故対応にも専門性が求められる!
上記の3点です。是非とも覚えておいてください。
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