マンションドクター火災保険は管理組合様をすくう救世主!?
マンションドクター火災保険とは、日新火災が2015年10月にリリースしたマンション管理組合向けの火災保険(共用部分)です。大きな特徴としては、
- マンション管理士が実施する診断(※)の結果に応じて保険料が決定。(※)マンション管理適正化診断サービス
- 診断および診断結果のレポートは保険加入の有無にかかわらず無料。
- 管理組合の役員を損害賠償請求からお守りする特約も。
上記の3点になります。
それでは、マンションドクターが開発された背景についてご紹介しましょう。
マンションドクター火災保険が開発された背景
ここからマンションドクター火災保険が開発された背景などを、マンション保険を専門に取り扱っている横浜の保険代理店『PIA』の鈴木社長と日新火災の商品企画部の山村氏の対談形式でご覧ください。
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ここからは日新火災が実際に発行しているパンフレット内の対談をそのまま文字起こししてご紹介します。非常に素晴らしい内容になっているので管理組合様には是非とも読んでほしいと思います。
マンションドクター火災保険が開発された背景
マンション共用部分の火災保険について、管理のプロが判定し、その評価によって保険料を決定する・・・・・。日新火災の『マンションドクター火災保険』が契約件数を積み上げている。
『マンションドクター火災保険』が選ばれる理由とは何か。
複数の保険会社のマンション共用部分の商品を扱う保険代理店PIA代表取締役社長の鈴木洋二氏と、日新火災で『マンションドクター火災保険』を開発した商品企画部の山村直弘氏が、率直に語り合った。
日新火災パンフレットより引用
マンション共用部分の保険は築年数だけで保険料が決まる?
マンションは管理の質が資産価値を左右すると言われていますね。
数多くのマンション管理組合の方々にお会いしていますが、住民同士のコミュニケーションが活発なマンションは、管理も行き届いているという印象があります。きっと、合意形成がしやすいのでしょう。
管理の質を向上させるためには、何よりも管理組合の理事長や理事の方たちが、主体性を持ち、管理の質を強く意識することが大事だと思います。
ただ、管理の質が重要とは認識しながらも、ほかの管理組合がどのような工夫や取り組みをしてその結果どのような成果を得られたのか、といったケーススタディはほとんど表に出てこないので、自分たちの管理が正しいか不安に思っている方もいらっしゃいます。
しかも、普段、マンションの資産価値について意識することはあまりないのが実情です。マンションを売却しようと考えた時、はじめて資産価値を知るケースがほとんどではないでしょうか。
マンションの保険について、鈴木さんのもとに管理組合の方が相談に来られる場合は、どのような内容が多いのですか?
最近は、共用部分の火災保険を更新する際、保険料が大きく値上がりすることがわかり、困って相談に来る方が多いですね。
現在、多くの保険会社で導入している築年数別に保険料が決まる仕組みが影響していますね。
一般的に、築年数の古いマンションほど、水濡れなどの事故が起こるリスクが高くなります。実際に、築20年超の高経年物件では保険金額の支払額が膨らんでいます。
そのため保険会社は、築20年超のマンションについて保険料を値上げするとともに、自己負担額を高く設定するなどの対応をとっています。
マンション管理のプロが管理の質を評価
しかし、高経年のマンションでも管理がしっかりしていて、水まわりにも問題がないマンションもたくさんあります。
そうしたマンションでも築年数が古いというだけで保険料が上がってしまい、納得していない管理組合も少なくありません。
私どものところにも、そうした声は届いていました。そこで私たちは、水漏れ事故などが起きる原因を調査しました。
その結果、事故原因の多くが管理不足だとわかりました。そうであれば、管理が十分行われているマンションなら、高経年でもリスクは低いので、割安な保険料を設定できるだろうと考えたのです。
ただし、保険会社は管理状況が良好かどうかを把握するための専門知識がありません。また、保険会社が管理の質を判定するのでは、中立性に問題があります。
そこで、マンション管理の専門家である一般社団法人日本マンション管理士連合会と連携し、『マンション管理適正化診断サービス』を行い、その評価が高かったマンションは高経年でも保険料を割り引くようにしたのです。
それが『マンションドクター火災保険』ですね。
はい。火災保険という名称ですが、火災だけでなく自然災害や水濡れ、役員の方が管理組合の役員活動によって損害賠償請求を受けた場合にお守りする特約など、管理組合を取り巻くリスクを幅広く補償する保険です。
マンションの管理の質を、管理のプロフェッショナルである第三者が評価し、それに基づいて保険料を決めるという仕組みには高い公平性、公正性があります。
また、これまでマンションの管理の質を評価する方法はありませんでしたが、この適正化診断で、自分たちの管理の質のレベルを把握することができるようになり、管理組合からは喜びの声が多く聞かれています。
『課題が認識できた』と管理組合から高評価
評価項目などについては、日本マンション管理士会連合会と協議しながらゼロベースからつくりました。
前例がないので本当にこの評価項目でいいのか試行錯誤を繰り返しましたが、適正化診断の結果がいいマンションとそうでないマンションでは事故発生率に明らかな差があり、方向性は間違いなかったと確信しています。
当社でこの保険をご契約いただいた練馬区内の築25年のマンションは、適正化診断では3段階で一番上の『S評価』と判定されました。
そこで示された保険料は、築年数だけで提示された他の保険会社の保険料に比べ、大幅に安くなりました。
適正化診断を受けた管理組合の約5割が『マンションドクター火災保険』に加入しています。
Sよりも低いAやBの評価を受けた管理組合の方からも、どこに問題があり、どこを改善すれば管理の質がよくなるかわかったと、前向きな感想をいただくケースが多くあります。
適正化診断は『無料』で受けられますので、管理に対する客観的な評価や課題を知るためにも、ぜひ受けることをおすすめします。
お客さまから、興味をもってお問い合わせいただける保険商品は、これまでの私の経験ではほとんどなく、非常に画期的なことだと感じています。これまでの契約件数はどれくらいですか?
販売開始した2015年10月から2017年7月末までで約1400件です。
私たちは、適正化診断を受けていただき、管理の改善点を管理組合が把握できるところに一番大きな意義があると考えています。
私たちの保険商品をきっかけに、日本全体のマンション管理の質の向上に貢献できたらと考えています。
保険料が安くなれば管理組合は、余った予算を修繕費に回したり管理の予算を増やしたりすることもできます。そうすれば管理の質がさらに良くなることも期待できます。
まずはいま、入っている保険を見直してみること。すべてはそこから始まるのではないでしょうか。
それが、住んでいるマンションの資産価値を守る第一歩になるということですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
PIAの鈴木社長は私が今でもお世話になっている代理店さんです。私がマンション保険に取り組もうと思ったのも、まさに今回ご紹介したパンフレットを読んだからです。横浜のほうへもお邪魔させていただきました。
マンション業界にとっては革新的ともいえるこの『マンションドクター火災保険』ですが、今回の対談のなかでも日新火災の山村氏が、
適正化診断を受けていただき、管理の改善点を管理組合が把握できるところに一番大きな意義があると考えています。
と言われています。でも、本当にそのとおりだと思います。
この宮崎では、ご依頼をいただいているといってもまだまだ少数です。これから、こういったサービスがあることを一組でも多くの管理組合様に知っていただきたいので、私はとにかく認知活動というつもりで、『マンション管理適正化診断サービス』と『マンションドクター火災保険』のことを伝え続けていきたいと思います。
当ホームページでもお伝えしていますが今後、宮崎、鹿児島、熊本でマンション保険の満期を迎える管理組合様は是非ともお声がけください。まずは、無料で適正化診断を受け、そしてマンション保険の比較をしていただけたらと思います。
マンション保険バスターズはそんな管理組合様を精一杯サポートさせていただきます。
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